防府天満宮では、毎年2月中旬から3月はじめにかけて行われる「梅まつり」期間中に、人形感謝祭と里親探しが行われます。

大切にしてきたお人形やぬいぐるみは、いざ処分するとき、どうしてよいのか困ってしまうもの。
捨てがたい大事な人形を供養していただく場があるのは、とてもありがたいですよね。

なんたん
なんたん
参拝者からの「人形を捨てるのが忍びない」との声を受けて人形感謝祭が始まったそうですよ。
つぶた
つぶた
いつどうやって人形を持参したらいいのかな。
そこでこの記事では、2024年の防府天満宮人形感謝祭と里親探しスケジュール、人形供養の内容などをご紹介します。

人形感謝祭・里親探しのスケジュール

防府天満宮では、2月中に古い人形の受付を行い、3月はじめに人形感謝祭を行った後、人形を大切に引き取ってくれる里親探しをおこないます。

人形の受付

受付期間:2024年2月11日(日)~29日(木)
受付時間:8時半~17時
受付場所:御守授与所
御初穂料:5000円~
※受付は持参のみです。


回廊に所狭しと飾られた人形やぬいぐるみは、大小あわせて1500個以上になるとか!
大切にしてきた人形を手放すのに、ぜひ供養をお願いしたい、という方がたくさんいらっしゃることがわかりますね。

人形感謝祭

開催日:2024年3月1日(金)
開催時間:9時半~
開催場所:本殿


3月1日に人形感謝祭が行われます。
持ち主の思いがこもった人形たちを、心を込めてお祓いをしてくださいます。

感謝祭には立会いもできますので、日時が合えば、預けたお人形を供養する場に立ち会うのもよいですね。

里親探し

期間:2024年3月1日(金)~5日(火)
時間:9時~17時(3月1日のみ9時30分頃からを予定)
場所:回廊内


人形感謝祭のあと、お祓いの終わったお人形やぬいぐるみを、引き取って大切にしたいという方にお譲りします。

実際に人形供養をお願いしてみました

幼いころ大切にしていたお人形やぬいぐるみ。おひな様や五月人形。
子どもが大きくなり巣立っていくと、部屋や倉庫の中にそっと佇むお人形たち。

お人形は魂が宿るといわれますが、恨みつらみとかではなく、作った方の優しい思いや、贈った方のその人を思う気持ちがこもっています。

やはり、手放すときも心を込めて供養したいもの。ぞんざいには扱いたくないですよね。

(イメージです)

わたしの夫の実家にも、巣立ってしまった子どもたちのぬいぐるみや、頂きものの立派な博多人形などがわんさかと。
「いずれ片付けんといけんのだけどねえ。でもどうしたらいいかねえ」と、困る義父。

だったら防府天満宮の人形感謝祭で供養していただこう! ということで、古い人形たちをお預けすることにしました。

心ある方に引き取っていただけるかもしれないと思い、厳選した人形たちのホコリを拭いて段ボールに詰めて天満宮へ。

御守授与所にて受付票を記入し、初穂料とともに受付にお願いします。
そして、回廊に作られたひな壇に自らの手で人形を飾ります

なんたん
なんたん
天満宮の巫女さんが人形をひな壇に置かれるのかと思っていたので、ちょっと動揺してしまいました
考えてみると、自分たちが大切にしてきたお人形を最後まで自分の手で飾ってあげるのは、当然のことですよね。
感謝することなくほいっと預けてしまうなんて、感謝祭の意味がなくなってしまいますね…。

回廊全体にものすごい数並べられた人形たちの中に、実家の人形たちも置かせていただきました^^
無事にどなたかに引き取られていったでしょうか。

つぶた
つぶた
供養後、里親に引き取ってもらえたかの報告などはありません。

里親探しの注意事項

防府天満宮ホームページ(2024年)に、里親探しの際の注意事項が書かれていましたので抜粋します。

・個人または団体で可愛がり、大切にして下さる方にお譲りします。転売目的、営利目的の方は固くお断りします。
・お一人でいくつお持ち帰りになっても結構ですが、希望者多数の場合は抽選とします。
・ひな人形や五月人形のように、セットになったものはすべてお持ち帰り下さい。但し、引換最終日には個別でお持ち帰り頂いても結構です。
・一旦お受けになられた人形の返品に関しては、新たに人形感謝祭の受付をしていただきます。
(初穂料10,000円以上お納め下さい)
・里親になって頂く方からの初穂料は特にいただいておりませんが、お持ち帰りの際には御神前にて人形とのご縁を感謝してお帰り下さい。

防府天満宮公式HPより引用)

思い出とともに大切にされてきたお人形やぬいぐるみたち。
せっかく供養していただいたのならば、気持ちよく引き取っていただき、大切にしてほしいですね。

まとめ

今回は防府天満宮の人形感謝祭、人形供養についてご紹介しました。

以前人形供養していただくことで、思い出が詰まったお人形を手放すのに忍びない、と思っている方がたくさんいらっしゃることを実感しました。

わが家も、わたしが小さい頃から大切にしてきたお人形や、娘が遊ばなくなったお人形やぬいぐるみがたくさんです。

こうして心を込めて人形を供養してくださる感謝祭は、本当にありがたいですね。

防府天満宮の梅まつりを楽しむとともに、お宅の隅に眠っているお人形も供養されてはいかがでしょうか。